川井 穿波(読み)カワイ センバ

20世紀日本人名事典 「川井 穿波」の解説

川井 穿波
カワイ センバ

昭和期の茶道家 宗徧流(そうへんりゅう)宗匠;光悦(料亭)経営。



生年
明治17(1884)年11月6日

没年
昭和41(1966)年3月5日

出生地
茨城県八郷町

出身地
東京・日本橋

本名
川井 省三

別名
号=共体庵

学歴〔年〕
慶大理財科卒

経歴
父方の叔父で東京日本橋通油町の洋酒問屋川井敬次郎の養子となる。茶の湯を吉村千艸に学び、大正8年皆伝。御家流都築幸哉に香道を学ぶ。号は共体庵。家業を継がず、学友松本長三から菓子商「ちもと」の銀座の店を譲られ、また麻布狸穴に茶懐石料亭「光悦」を経営。ともに戦災に遭ったが、戦後は代々木初台に住んで宗徧流(そうへんりゅう)を指導した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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