川中島合戦(読み)かわなかじまかっせん

改訂新版 世界大百科事典 「川中島合戦」の意味・わかりやすい解説

川中島合戦 (かわなかじまかっせん)

講談。《川中島軍功記》《甲越軍記》《誉れの車掛り》などの題名もある。軍談物の代表的作品。武田信玄上杉謙信の有名な信州川中島対決題材幕末~明治期の桃川如燕(燕林)の講談では大戦5度,小ぜり合い122度という。謎の人物山本勘介が活躍し,合戦の場面において軍勢の旗,指物,馬印をとうとうと読みあげる修羅場特色がある。この合戦記を1806年(文化3)に伊東燕晋は11代将軍徳川家斉の御前で演じたといわれる。
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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「川中島合戦」の解説

川中島合戦
(通称)
かわなかじまのかっせん

※〓は「花」の右に「卯」。
歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
甲陽軍〓重
初演
享保12.4(江戸中村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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