嶋田村(読み)しまだむら

日本歴史地名大系 「嶋田村」の解説

嶋田村
しまだむら

[現在地名]茨城町南島田みなみしまだ

寛政かんせい川の左岸に位置し、川を隔てて南は神谷かんや村。古代は「和名抄」に載る茨城郡の島田郷の地とされ、「新編常陸国誌」は嶋田郷本郷の地という。暦応三年(一三四〇)二月七日の沙弥頭阿石川成幹譲状写(石川氏文書)に「よしたのこほりしまたのむら」とあり、加倉井かくらい(現水戸市)妙徳みようとく寺の康正元年(一四五五)の棟札に「嶋田」とある。

慶長七年(一六〇二)秋田氏領となったことを示す御知行之覚(秋田家文書)に、しまた村三五九・〇八石とあるのは当地か(現常澄村にも島田村があったので不明)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android