崎津天主堂(読み)さきつてんしゆどう

日本歴史地名大系 「崎津天主堂」の解説

崎津天主堂
さきつてんしゆどう

[現在地名]河浦町崎津

羊角ようかく湾の奥まった所にある。対岸からみると、水面に教会が美しく映る。天草のキリシタン伝来は、永禄九年(一五六六)志岐麟泉がイエズス会の修道士ルイス・デ・アルメイダ志岐しき(現苓北町)に招いたことに始まるが、同一二年アルメイダは天草鎮尚の招きで羊角湾から河内かうち浦に上陸。アルメイダは当地で死亡するまで、天草氏の保護のもとにキリシタン伝道に尽した。文化二年(一八〇五)崎津・今富いまとみ大江おおえ高浜たかはま(現天草町)の四ヵ村で約五千人余の隠れキリシタンが発覚したが、幕府の処分は穏便に取計られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「崎津天主堂」の解説

崎津天主堂

(熊本県天草市)
未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android