島絵・縞絵(読み)しまえ

精選版 日本国語大辞典 「島絵・縞絵」の意味・読み・例文・類語

しま‐え ‥ヱ【島絵・縞絵】

〘名〙
南方島々から渡来した絵。また、それに似せた絵。また、出所のはっきりしない絵。→島物(しまもの)
浮世草子本朝二十不孝(1686)五「島絵(シマヱ)を書て世をわたる墨屋団兵衛と云者」
② くまどるべき所をも、細筆で何本も筋をひき、縞模様のようにした絵。多く銅版画に用いる。
※俳諧・類柑子(1707)中「新月の島絵ゆかしき便かな〈楓子〉 昼の白髪は篠のまた生〈其角〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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