岩野町村(読み)いわのまちむら

日本歴史地名大系 「岩野町村」の解説

岩野町村
いわのまちむら

[現在地名]仙南村南町みなみまち

丸子まるこ川とくりや川の複合扇状地上にあり、東は逆高野さかさこうや村、南は境田さかいだ村に接する。

文禄三年(一五九四)の中郡領知上り高(六郷の歴史)

<資料は省略されています>

とあり、現在小字として斎の町さいのまちの名が残り、岩野町の旧称であったと思われ、六郷氏の本領であった。しかし新庄古老覚書によれば、天正一八年(一五九〇)豊臣秀吉により戸沢氏に命じられた支城破却令により破却された城のうちに、岩野町の名があり、支配の変遷は激しかったと思われる。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に岩ノ町四一九石とある。享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に家数九軒で、支郷は(蕨カ)崎村石名立いしなたて村・バンシヤウ目村・大橋おおはし村の四ヵ村、家数一三軒とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android