岩原目付役所跡(読み)いわはらめつけやくしよあと

日本歴史地名大系 「岩原目付役所跡」の解説

岩原目付役所跡
いわはらめつけやくしよあと

[現在地名]長崎市立山一丁目

江戸時代の長崎目付の役所跡。岩原御屋敷ともいう(長崎市中明細帳)。寛文八年(一六六八)の西国筋海陸絵図(国会図書館蔵)に「御目付屋敷」が記されるが、正徳五年(一七一五)のいわゆる正徳新令公布に伴い目付が常駐することになり、岩原に開設され、在勤の目付・組頭らの官舎に充てられた。延享二年(一七四五)の長崎図(内閣文庫蔵)に岩原御目付屋敷、安永七年(一七七八)の長崎図では岩原御目付役所とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android