岩倉・岩蔵(読み)いわくら

精選版 日本国語大辞典 「岩倉・岩蔵」の意味・読み・例文・類語

いわ‐くら いは‥【岩倉・岩蔵】

[1] (「いわぐら」とも) 石で造った倉庫。いしぐら。
浄瑠璃・松風村雨束帯鑑(1707頃)龍神風流「岩をたたみし岩倉には塩みつ玉・塩ひる玉」
[2]
[一] 京都市左京区南部の地名。建武元年(一三三四)に藤原藤房、文久二年(一八六二)には岩倉具視が隠棲した。大雲寺(岩倉観音)、実相院(岩倉門跡)がある。北岩倉。歌枕。
[二] 愛知県北西部の地名。五月幟(のぼり)、張幕の産地。昭和四六年(一九七一市制
[三] 京都市西京区大原野石作町の小塩山にある金蔵(こんぞう)寺のこと。西岩倉(山)。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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