…また1910年代から科学啓蒙活動や科学論に対する関心が生まれ,啓蒙誌《現代之科学》が刊行(1913)されたり,田辺元の《科学概論》(1918)が現れ,22年のアインシュタインの来日によってこうした傾向は頂点を迎える。時代の展開とともにマルクス主義の分野からも強い科学への傾斜が生まれ,32年唯物論研究会の設立に伴い,岡邦雄,戸坂潤,三枝博音らの活躍は目覚ましかった。彼らの関心は当然ながら科学史(知識の歴史)にも向かった。…
…同年11月創刊。同会は唯物論の学問的研究団体として設立され,岡邦雄,戸坂潤ら唯物論者を中心に多彩なメンバーを結集し,毎月定期に研究会,小集会を開いて活動した。非政治的活動のため弾圧は免れ,35年ころからは唯一の進歩的研究会として知識人,学生に大きな影響を与えた。…
※「岡邦雄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
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