岐阜(読み)ぎふ

精選版 日本国語大辞典 「岐阜」の意味・読み・例文・類語

ぎふ【岐阜】

[1]
[一] 岐阜県南西部、濃尾平野の北部にある地名。県庁所在地。戦国時代、斎藤道三が金華山に居城をかまえ、城下町を経営したのに始まる。江戸時代から美濃紙、生糸、美濃米の大集散地として繁栄。現在は繊維工業を中心とする商工業都市。長良川の鵜飼は有名。明治二二年(一八八九)市制。
[二] 「ぎふけん(岐阜県)」の略。
[2] 〘名〙
※雑俳・柳多留‐一四〇(1835)「湯屋の羽目岐阜と桑名の国堺」

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デジタル大辞泉 「岐阜」の意味・読み・例文・類語

ぎふ【岐阜】

中部地方西部の県。もとの美濃みの飛騨ひだの2国にあたる。人口208.1万(2010)。
岐阜県南部の市。県庁所在地。提灯ちょうちん・うちわ・和傘などを特産し、既製服製造が盛ん。長良ながら鵜飼いは有名。平成18年(2006)1月、柳津町編入。人口41.3万(2010)。

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旺文社日本史事典 三訂版 「岐阜」の解説

岐阜
ぎふ

岐阜県南西部にある県庁所在地
室町・戦国時代,稲葉山には美濃国守護土岐氏の重臣斎藤氏の居城があった。1567年織田信長が入城して岐阜と改め,城下町として栄えた。関ケ原の戦い後廃城となり,以後商工都市として発達した。1889年市制を施行

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