山鹿語類(読み)やまがごるい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山鹿語類」の意味・わかりやすい解説

山鹿語類
やまがごるい

山鹿素行講義録。 45巻。寛文3 (1663) ~5年刊。朱子学に疑問をいだき独自な古学を主唱した素行講義を門人たちが集録したもので,内容は君道,臣道,父子道,三倫談,士道,士談,聖学,枕塊記などに分れ,儒学のあらゆる問題について論談し,素行学説の骨格をなすものである。なおその「序」に「その綱領や要録に在り,その条目や語類に在り」とあるように,『聖教要録』は語類の中核的な部分を抜き出して簡単に述べた書である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android