山鹿[市](読み)やまが

百科事典マイペディア 「山鹿[市]」の意味・わかりやすい解説

山鹿[市]【やまが】

熊本県北西部の市。1954年市制。菊池川中流域と筑肥山地南部を占め,中心市街は江戸時代から宿場町,温泉町として発達,熊本市,玉名市などからバスが通じる。川沿いでは米作,丘陵地では施設園芸,タバコ,根菜類の栽培が行われる。工業は電機関連が出荷額全体の4分の3近くを占め,ほかに縫製酒造などが行われる。市中央を国道3号線が通じる。山鹿温泉は菊池川の右岸にあり,アルカリ性単純泉,39℃。北には熊入温泉もある。鍋田横穴チブサン古墳(ともに史跡)などの装飾古墳がある。南部に明治時代の芝居小屋,八千代座があり,山鹿大宮神社の灯籠祭(8月15・16日)は有名。2005年1月鹿本郡鹿北町,菊鹿町,鹿本町,鹿央町を編入。299.69km2。5万5391人(2010)。

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