山高(読み)ヤマタカ

デジタル大辞泉 「山高」の意味・読み・例文・類語

やま‐たか【山高】

山形に高くなっていること。中高なかだかであること。
山高帽子」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山高」の意味・読み・例文・類語

やま‐たか【山高】

〘名〙
① (「やまだか」とも) 山形に高くなっていること。山形に盛り上がっていること。なかだか。
※落語・鰍沢雪の酒宴(1889)〈四代目三遊亭円生〉「お持物にしても烟草入れでも山高(ヤマダカ)流行(はや)るかと思ひますと」
② (「やまだか」とも) 江戸時代、高付けされた山林田畑と同様に検地帳に記載され、山年貢を賦課される。林高。
地方凡例録(1794)一「村中入会の山あり、山かせぎするに付、山だかを本途並の年貢を出し、村だかにむすび入る」
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉七「向の棚に載せた誰やら帽子が、傾いた儘、山高(ヤマタカ)の頂を顫はせてゐる」

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