山田大円(読み)やまだ だいえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山田大円」の解説

山田大円 やまだ-だいえん

1765-1831 江戸時代中期-後期の医師。
明和2年生まれ。橘南谿(たちばな-なんけい)に師事し,長崎オランダの眼科学をまなぶ。近江(おうみ)膳所(ぜぜ)藩につかえ,文化12年法橋(ほっきょう)。国友藤兵衛の空気銃製作に協力,また長崎で勉学中の高野長英をたすけた。天保(てんぽう)2年7月5日死去。67歳。越前(えちぜん)(福井県)出身。名は久重。字(あざな)は士遠。号は謙斎。別名に松原見朴。著作に「眼科提要」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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