山江村(読み)やまえむら

日本歴史地名大系 「山江村」の解説

山江村
やまえむら

面積:一二一・〇八平方キロ

球磨郡北東部にあり、東は相良さがら村、南は人吉ひとよし市、西は球磨村、北は八代郡坂本さかもと村と五木いつき村に接する。村域の大部分山林で、南端部のみ人吉盆地に属し、比較的平坦である。北端にある標高一三〇一・八メートルの仰烏帽子のけえぼし山から南流する山田やまだ川・万江まえ川流域に小集落が点在し、両川は人吉市に入ってから球磨川に注ぐ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山江村」の意味・わかりやすい解説

山江〔村〕
やまえ

熊本県南部,九州山地の南斜面から人吉盆地西部にかけて広がる村。 1889年山田村と万江 (まえ) 村が合体して発足。村域の大部分は山地で,シイタケクリメロンなどを産し,林業も行われる。最近は和牛の飼育酪農も行われ,またタバコ栽培は土壌条件に恵まれ良質なものが生産されている。重要文化財の毘沙門天像を所蔵する古刹の高寺院がある。村域の一部は五木五家荘県立自然公園に属する。九州自動車道が北部肥後峠をトンネルで抜けて町域を南下面積 121.19km2。人口 3238(2020)。

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