世界大百科事典(旧版)内の山村若の言及
【山村流】より
…初世は《慣(みなろうて)ちょっと七化》や《三つ面椀久》などを振り付け,地歌や能を舞にとり入れて上方舞を完成させた名手だが,その伝統は2世友五郎(新町に住んだので〈新町の山村〉とも),養女の山村れん(九郎右衛門町),同じく養女の山村登久(島の内)に継承され,明治の大阪芸界を風靡(ふうび)した。現在の4世宗家は島の内系の山村若(わか)(1905‐91)で,新町系,北山村,東山村などの系統がある。【柴崎 四郎】。…
※「山村若」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」