山本美香
ジャーナリスト。1967年5月26日、北海道帯広市に生まれ、山梨県都留市に育つ。90年、「朝日ニュースター」に入社し取材・編集などに携わる。96年より、独立系通信社「ジャパンプレス」の記者となり、上司であり事実婚状態にあった佐藤和孝と共に、アフガニスタン、イラク、チェチェン、コソボ、ウガンダなど世界の紛争地を取材した。2004年、ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004キャリアクリエイト部門を受賞。03年には、「NNNきょうの出来事」(日本テレビ)のフィールドキャスターに就任。同年、ボーン・上田記念国際記者賞特別賞を受賞。08年、早稲田大学大学院政治学研究科の非常勤講師に就任。12年8月20日、シリア内戦の取材中にシリア政府軍に銃撃され全身9カ所に被弾、45歳で死去した。12年10月には一般財団法人山本美香記念財団が設立され、13年、世界報道自由ヒーロー賞を受賞した。著書に、『中継されなかったバグダッド 唯一の日本人女性記者現地ルポ イラク戦争の真実』(小学館、2003年)、『山本美香最終講義 ザ・ミッション/戦場からの問い』(早稲田大学出版部、13年)などがある。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
山本美香【やまもとみか】
ジャーナリスト。山梨県都留市出身。山梨県立桂高校をへて都留文科大学文学部英文科卒業。朝日ニュースターに入社。1995年，フリーランスをへてアジアプレス・インターナショナルに所属したが，1996年から通信社ジャパンプレスの記者として，タリバーン政権下のアフガニスタン，イラク戦争下のバグダッドなどを取材，新聞，TV，雑誌にリポートを送り続けた。2003年，すぐれたジャーナリストに贈られるボーン・上田記念国際記者賞特別賞受賞。2012年８月，シリア内戦を取材中に北部のアレッポでシリア政府軍の銃撃に倒れ死亡。
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