20世紀日本人名事典 「山川 均」の解説
山川 均
ヤマカワ ヒトシ
明治〜昭和期の社会主義理論家,社会運動家
- 生年
- 明治13(1880)年12月20日
- 没年
- 昭和33(1958)年3月23日
- 出生地
- 岡山県倉敷村(現・倉敷市)
- 学歴〔年〕
- 同志社〔明治29年〕中退
- 経歴
- 明治30年上京し、33年「青年の福音」を発刊。39年社会党に入党し、41年赤旗事件で入獄。大正5年堺利彦の売文社に入社、「新社会」を編集。9年社会主義同盟に、11年日本共産党結成に参加。のち“山川イズム”を提唱し、共産党との関係を絶った。昭和2年雑誌「労農」を創刊、労農派の論客として活動。6年第一線より引退し、以後評論活動に専念する。12年人民戦線事件で検挙される。戦後21年民主人民戦線を提唱し、民主人民連盟委員長となるが、胃がんのため2ケ年病臥する。22年日本社会党に入党。26年大内兵衛とともに社会主義協会を結成、社会党左派の理論的指導にあたった。著書は「日本民主革命論」「山川均自伝―ある凡人の記録」、「山川均全集」(全20巻 勁草書房)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報