山争い(読み)やまあらそい

世界大百科事典(旧版)内の山争いの言及

【山論】より

…以後,訴訟を軸とした近世的な山論が,山野利用のいっそうの発展のもとで展開する。【黒田 日出男】
[近世]
 近世の山論は一般に〈山出入り〉といい〈山争い〉ともいうが,そのほとんどは山林原野の用益権または利用慣行,ないし不分明な境界をめぐっての紛争である。これら山論の争因は,当該林野において共同的に採取すべき毛上(もうじよう)(生植物)が林野地積とともに減退することにあった。…

※「山争い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」