山中宰相(読み)さんちゅうさいしょう

世界大百科事典(旧版)内の山中宰相の言及

【陶弘景】より

…以後500年(永元2)までの間に,各地の名山を歴訪して上清経典の真本を捜集し《真誥(しんこう)》《登真隠訣》両教理書を編纂する一方,《本草経集注》を初めとする医薬学書を次々と完成させて,科学的理論に裏づけられた新たな道教教理の完成を目指した。また斉梁革命に際しては,〈梁〉の国号を献じて武帝の厚い信頼を得,以後国家の大事に際してはことごとく諮問にあずかったので,〈山中宰相〉とも呼ばれた。【麦谷 邦夫】。…

※「山中宰相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」