屯所(読み)タムロジョ

デジタル大辞泉 「屯所」の意味・読み・例文・類語

たむろ‐じょ【屯所】

たむろする所。巡査兵隊駐在所。とんしょ。
巡査おまわりさんにつかまって、―へ留められて」〈総生寛・西洋道中膝栗毛

とん‐しょ【屯所】

兵士などが詰めている所。
明治初めの警察署の称。

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精選版 日本国語大辞典 「屯所」の意味・読み・例文・類語

とん‐しょ【屯所】

〘名〙
① 兵士などが詰める所。
新聞雑誌‐一号・明治四年(1871)五月「田安門内に歩兵屯所築造のよしにて」 〔漢書‐趙充国伝〕
② 明治初期の警察署の称。
※新聞雑誌‐一二四号(1873)八月邏卒之を見咎め其儘屯所迄連れ行き」

たむろ‐じょ【屯所】

〘名〙 (「たむろしょ」とも) たむろする所。軍兵や巡査の駐在する所。とんしょ。
歌舞伎繰返開花婦見月三人片輪)(1874)序幕相場を調べる屯所(タムロショ)へ連れて行くから覚悟しろ」

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普及版 字通 「屯所」の読み・字形・画数・意味

【屯所】とんしよ

駐屯所。

字通「屯」の項目を見る

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