屛風山砂丘(読み)びょうぶやまさきゅう

世界大百科事典(旧版)内の屛風山砂丘の言及

【木造[町]】より

…人口2万0884(1995)。津軽平野西部,岩木川西岸を占め,町の西部は屛風山砂丘からなる七里長浜の単調な海岸線で日本海に臨む。岩木川西岸の平野部はかつては低湿な泥炭地で,17世紀後半に津軽藩4代藩主津軽信政が藩の直営事業として新田開発に着手し,以後200年にわたり,木造,金木,俵元の3新田が開発され,木造はその中心として発展した。…

【七里長浜】より

…青森県西部,北は十三湖から南は鰺ヶ沢にかけての日本海に面する延長28kmの単調な砂浜海岸。背後に南北約30km,東西約4kmにおよぶ屛風(びようぶ)山砂丘が発達し,津軽藩の新田開発の際,防砂と水源涵養(かんよう)の目的で植林された松林で覆われている。昭和40年代以降砂丘地の開墾が盛んで,スイカ,メロン,ブドウ,野菜などが栽培されている。…

【津軽半島】より

…半島の北東部は標高400~700mで半島の脊梁をなす津軽山地,南西部は十三(じゆうさん)湖に注ぐ岩木川の沖積地津軽平野からなる。平野西部は幅約4km,長さ約30kmに及ぶ屛風山(びようぶやま)砂丘からなり,その海岸部は七里長浜と呼ばれる。半島北端の竜飛(たつぴ)崎から袰月(ほろづき)海岸にかけては海岸段丘が発達している。…

【津軽平野】より

…日本海に面して南北約28kmに及ぶ七里長浜と呼ばれる砂浜海岸が発達する。その内側には屛風山砂丘があり,4代津軽藩主信政が平野の新田開発のために植林した防風・防砂林で覆われている。【横山 弘】。…

※「屛風山砂丘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」