屈伸(読み)くっしん

精選版 日本国語大辞典 「屈伸」の意味・読み・例文・類語

くっ‐しん【屈伸】

〘名〙
① かがむことと、のびること。また、かがめたり、のばしたりすること。のびちぢみ。
経国集(827)一一・奉和太上天皇春堂五詠〈浄野夏嗣〉「屈伸随用無定意、唯期日夜対龍扃
信長記(1622)一下「群臣あひしたがふ事、誠に骨節の屈伸(クッシン)するがことし」 〔荘子秋水
物事が盛んになったり衰えたりすること。浮き沈み
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉七「凡そ天下の屈伸(〈注〉ノビカガミ)する者人の良智より甚しきはなし」

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デジタル大辞泉 「屈伸」の意味・読み・例文・類語

くっ‐しん【屈伸】

[名](スル)曲げたり伸ばしたりすること。かがんだり伸びたりすること。伸び縮み。「ひざを屈伸する」「屈伸運動」
[類語]伸縮伸び縮み

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普及版 字通 「屈伸」の読み・字形・画数・意味

【屈伸】くつしん

身をかがめ、またのばす。〔礼記楽記鼓管磬(くわんけい)、籥(うやく)干戚(かんせき)は、樂のなり。屈伸俯仰(ふぎゃう)、綴兆(ていてう)(舞の列)舒疾は、樂のなり。

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