尾西[市](読み)びさい

百科事典マイペディア 「尾西[市]」の意味・わかりやすい解説

尾西[市]【びさい】

愛知県北西端,木曾川左岸にある旧市。1955年市制。美濃街道宿場,渡し場として発達した起(おこし)地区が中心。江戸時代から綿織物の産で知られ,次いで絹織物,明治以降は毛織物に転じて,現在は尾西織物工業地域の一中心をなす。中小規模の工場が多く,服地の生産が主であるが,近年プラスチック工業も進出している。名鉄尾西線が通じる。岐阜県羽島市と濃尾大橋で連絡。2005年4月葉栗郡木曾川町と一宮市へ編入。22.01km2。5万8388人(2003)。

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