尾袋(読み)おぶくろ

精選版 日本国語大辞典 「尾袋」の意味・読み・例文・類語

お‐ぶくろ を‥【尾袋】

〘名〙
唐鞍(からくら)の時、馬の尾髪を納めるのに用いる金銅または革製の筒。尾筒
延喜式(927)四八「青馬籠頭、鑣(くつは)〈略〉尾袋、当額花形」
狩場まで行く時などに、鷹の尾をいためないようにかける生絹(すずし)の袋。〔文明本節用集(室町中)〕

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デジタル大辞泉 「尾袋」の意味・読み・例文・類語

お‐ぶくろ〔を‐〕【尾袋】

唐鞍からくらの付属具の一。馬の尾を包むのに用いる袋。
たかの尾を傷めぬようにかける生絹すずしの袋。

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