尾栓(読み)びせん(英語表記)bolt

翻訳|bolt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「尾栓」の意味・わかりやすい解説

尾栓
びせん
bolt

火器 (砲や銃) の尾部を閉鎖するために備えてある栓のことで,大砲では尾栓,小銃では遊底と呼ぶ。尾栓には発火装置と緊塞具 (砲身と尾栓のすきまからのガス漏れ防止具) が具備されている。 1850年代から後装砲の閉鎖装置として,さまざまの型の尾栓が発明された。砲身と尾栓のかみ合せ方法によって,螺栓式 (ネジ型) ,鎖栓式,横栓式,その他の型がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android