精選版 日本国語大辞典 「尻口・後口」の意味・読み・例文・類語
しり‐くち【尻口・後口】
〘名〙
※宇津保(970‐999頃)国譲下「車の簾高く上げて、しりぐちよりこぼれ出でつつ乗りたる人は」
② 後ろと前。あととさき。
※御堂関白記‐長和六年(1017)四月一一日「無二尻口一、相公従本不レ覚中、件甚奇事実歟」
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