尹元衡(読み)いんげんこう

世界大百科事典(旧版)内の尹元衡の言及

【士禍】より

…(4)1545年(仁宗1,乙巳)の〈乙巳士禍〉。中宗末年に王位継承をめぐって,中宗第1継妃の世子(のちの仁宗)の舅(尹任ら)と中宗第2継妃(のちの明宗の生母)の弟(尹元衡ら)の対立があり,1545年,明宗擁立派の尹元衡らは,反対派の尹任およびこれと結んだ士林派など47名を殺害,あるいは流刑にするという弾圧を加えた。 以上4回の士禍の背景には,中央権力に寄生した大土地所有者(勲旧派)と地方の中小地主層(士林派)の対立があり,士林派は1565年,明宗の生母の死を契機に尹元衡らを追放し,士林派政権を確立した。…

※「尹元衡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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