尸祿(読み)しろく

精選版 日本国語大辞典 「尸祿」の意味・読み・例文・類語

し‐ろく【尸祿】

〘名〙 (「尸」は祭の時に神体の代わりとなるもの。その地位にいるだけで無能なことの意から) 高祿を受けてその職責を果たさないこと。ろくぬすびと。尸位素餐(そさん)
※続日本紀‐宝亀三年(772)二月癸丑「則上有成物之主、下無尸祿之臣矣」 〔漢書‐鮑宣伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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