少許（読み）すこしばかり

精選版 日本国語大辞典

すこし【少】 許(ばかり)

(副詞「すこし」に副助詞「ばかり」の付いたもの) わずかだけ。いささかだけ。

※大智度論天安二年点（858）五九「浮提の中には少所(スコシハカリ)の人三十七品を得」

※源氏（1001‐14頃）藤裏葉「ものまめやかに、むへむへしき御物語は、すこしばかりにて、花の興に移り給ぬ」

しょう‐きょ セウ‥【少許】

〘名〙 すこしばかり。わずか。

※妾の半生涯（1904）〈福田英子〉一三「扨て少許(セウキョ)の資本の分与を乞ひしに」 〔陶潜‐飲酒詩〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

しょう‐きょ〔セウ‐〕【少許】

少ないこと。少しばかり。

出典　小学館

普及版 字通

【少許】しよう（せう）きよ

少しばかり。晋・陶潜〔飲酒、二十首、十〕詩　身を傾けて一を營(もと)む　少許にして(すなは)ち餘りり

字通「少」の項目を見る。

出典　平凡社「普及版 字通」