少糖類(読み)しょうとうるい(英語表記)oligosaccharide

翻訳|oligosaccharide

精選版 日本国語大辞典 「少糖類」の意味・読み・例文・類語

しょうとう‐るい セウタウ‥【少糖類】

〘名〙 加水分解すると、二~一〇個の単糖類を生じる糖類。単糖類と多糖類中間のもので、構成する単糖類の分子数によって二糖類三糖類四糖類などがある。また、二糖類以上をすべて多糖類と呼ぶこともある。庶糖、乳糖、ラフィノースなど。寡糖類。オリゴ糖

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デジタル大辞泉 「少糖類」の意味・読み・例文・類語

しょうとう‐るい〔セウタウ‐〕【少糖類】

炭水化物うち単糖類が2~10個くらい結合した糖類総称。オリゴ糖。単糖類の数により、二糖類・三糖類などという。さまざまな種類があり、砂糖よりもカロリーが低いので清涼飲料甘味料に使われる。また、人間消化管消化されにくいものは、腸内細菌栄養分となってビフィズス菌などを増やすとして注目されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「少糖類」の意味・わかりやすい解説

少糖類
しょうとうるい
oligosaccharide

オリゴ糖,オリゴサッカライド,果糖類ともいう。単糖類分子が2分子,3分子,…,6分子グリコシド結合してできている二糖類,三糖類,…,六糖類などをさす。糖分子の結合様式により,還元性少糖類,非還元性少糖類といわれる。ショ糖はブドウ糖と果糖各1分子から成る非還元性少糖類の代表的なものである。少糖類の重要な特徴として,(1) 消化吸収されずに大腸まで届く,(2) ビフィズス菌の餌になりビフィズス菌などの乳酸菌 (有用菌) をふやして腸の働きを活発にさせる,(3) 悪玉菌の餌にならない,の3点があげられる。このため,飲料のほか,健康食品や機能性食品の素材としても用いられる。

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化学辞典 第2版 「少糖類」の解説

少糖類
ショウトウルイ
oligosaccharide

[同義異語]オリゴ糖

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栄養・生化学辞典 「少糖類」の解説

少糖類

 →オリゴ糖

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