精選版 日本国語大辞典 「少年の町」の意味・読み・例文・類語
しょうねん【少年】 の 町(まち)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
孤児や非行少年など社会から見捨てられた少年の保護と救済のためにつくられた町で、1918年アメリカの神父フラナガンE. J. Flanagan(1886―1948)によって合衆国ネブラスカ州オマハにつくられたのが最初である。この町はすべて少年たちの自治的な組織(少年町長1、議員5、理事25)によって町の行政・財政・教育機関が運営されており、36年以後には正式の地方自治体の町Boys Townとして認められている。
わが国では1947年(昭和22)フラナガンの来日や同名の映画公開によって、この構想に対する共感が高まり、新潟市、瀬戸内海因島(いんのしま)、神戸市、仙台市などでこれに見倣った事業がおこされたが、現在では消滅したものもあり、初期の形態は残されていない。
[上野文枝]
…第2次世界大戦直後の荒廃只中の日本を訪れ,その得意とする青少年補導の独特の手法をもって,戦災孤児・浮浪児対策に貢献した。アイルランドに生まれ,渡米してカトリック司祭となり,ネブラスカ州オマハに伝道中,浮浪児の非行対策として1917年,少年たちの自治精神による共同体生活を中心とする〈少年の町Boys Town〉を創設した。日本においても,この独自の施設運営をもって,非行少年対策に新機軸を導入しようと努め,社会事業界の注目するところとなった。…
※「少年の町」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新