少工・小工(読み)しょうく

精選版 日本国語大辞典 「少工・小工」の意味・読み・例文・類語

しょう‐く セウ‥【少工・小工】

〘名〙 (「く」は「工」の呉音)
奈良平安時代、木工寮・修理職・大宰府職員大工(だいく)下位建物営作・修理などをつかさどる。〔令義解(718)〕
工匠集団の統率者。
※鵤荘引付‐大永五年(1525)八月二三日「弐百文、番匠小工」
③ 江戸時代、誤用して鍛冶(かじ)をいう語。〔随筆・松の落葉(1829)〕

しょう‐こう セウ‥【少工・小工】

〘名〙
中国人夫苦力など下級の肉体労働者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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