小野寺圧点(読み)おのでらあってん(英語表記)Onodera Druckpunkt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小野寺圧点」の意味・わかりやすい解説

小野寺圧点
おのでらあってん
Onodera Druckpunkt

小野寺圧痛点ともいう。消化器病の圧診断法の一つ。患者を横臥させ脚を屈曲させて,腸骨稜から約3~4cm離れた個所を腸骨面に垂直に強く圧迫して圧痛有無検査する方法。内科医小野寺直助の発見による。胃潰瘍胃癌胃炎胃下垂などで多く認められ,胃潰瘍では左,十二指腸潰瘍では右に生じやすいといわれるが,この検査でこれらを鑑別することはできない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android