20世紀日本人名事典 「小野 正吉」の解説
小野 正吉
オノ マサキチ
昭和・平成期の料理人
- 生年
- 大正7(1918)年1月10日
- 没年
- 平成9(1997)年3月6日
- 出生地
- 神奈川県横浜市
- 学歴〔年〕
- 高小卒
- 主な受賞名〔年〕
- 黄綬褒章,パリ・アングラジュマン勲三等〔昭和51年〕,ジューヌ・デ・ロティスール金賞〔昭和55年〕,現代の名工〔昭和57年〕,フランス農事勲章オフィシエ章〔昭和63年〕,文化庁長官表彰〔平成1年〕,勲四等瑞宝章〔平成2年〕,フランス国家功労シュヴァリエ勲章〔平成7年〕
- 経歴
- 横浜の駅前の洋食屋に生れる。昭和7年東京虎ノ門の東京倶楽部へ見習いとして入り、10年銀座ヤマト館へ。11年東京ニューグランドを経て、13年北支へ赴く。戦後21年ブリジストンアラスカ料理長、29年月ケ瀬コックドール料理長などを経て、36年ホテルオークラ開業にあわせて大成観光(現・ホテルオークラ)に入社。39年調理部長、44年取締役、56年常務、のち専務・総料理長に就任。日本を代表するフランス料理シェフで、エスコフィエ協会日本支部会長も務めた。著書に「小野正吉フランス料理」、監修書に「エスコフィエ・フランス料理の真髄」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）20世紀日本人名事典について 情報