小野 房子(読み)オノ フサコ

20世紀日本人名事典 「小野 房子」の解説

小野 房子
オノ フサコ

昭和期の俳人



生年
明治31(1898)年9月21日

没年
昭和34(1959)年6月12日

出生地
東京府北多摩郡

経歴
福岡県朝倉郡の神職・小野直世と結婚し、同地に移る。昭和6年頃から俳句を始め、ホトトギス派の俳人・川端茅舎師事。はじめは主に「ホトトギス」に投句するが、13年には師の指導で俳誌鬼打木」を創刊し、その選者として初心者を指導した。また、13年から14年には「ホトトギス」の総帥高浜虚子の選によって女流作家全国一となり、その名を知られるようになった。句集に「しのび草」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android