小豆色(読み)アズキイロ

デジタル大辞泉 「小豆色」の意味・読み・例文・類語

あずき‐いろ〔あづき‐〕【小豆色】

小豆の色に似た暗赤色
[類語]真っ赤赤色せきしょく紅色こうしょくくれないべに真紅しんく鮮紅せんこう緋色しゅあけあかね薔薇ばら臙脂えんじ暗紅あんこう唐紅からくれないレッドスカーレットバーミリオンマゼンタローズワインレッド

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小豆色」の意味・読み・例文・類語

あずき‐いろ あづき‥【小豆色】

〘名〙 黒みを帯びた赤紫色。小豆の実のような色。
浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)五「黒紬の小豆色(アヅキイロ)、絵師共見ゆる山水医者

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

色名がわかる辞典 「小豆色」の解説

あずきいろ【小豆色】

色名の一つ。JISの色彩規格では「くすんだみの」としている。一般に、小豆の実の色をさし、暗いくすんだ赤。小豆は「赤小豆」とも書き、もち米と一緒に炊いたご飯赤飯というように、赤に近い印象がある。一方、小豆を用いた羊羹ようかんなどは茶色がかっているため、イメージには幅がある。小豆は中国から伝わったとされ、古くから知られていたが色名になったのは江戸時代

出典 講談社色名がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android