小谷方(読み)おだにのかた

精選版 日本国語大辞典 「小谷方」の意味・読み・例文・類語

おだに‐の‐かた をだに‥【小谷方】

織田信長の妹。初め近江小谷城主浅井長政に嫁いで三女(のちの淀君常高院崇源院)を生み、のち柴田勝家と再婚羽柴秀吉に居城北ノ庄を攻められ、夫とともに自決お市の方。天文一六~天正一一年(一五四七‐八三

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改訂新版 世界大百科事典 「小谷方」の意味・わかりやすい解説

小谷方 (おだにのかた)
生没年:?-1583(天正11)

織田信長の妹。名は市。〈お市の方〉とも呼ぶ。はじめ近江小谷城主浅井長政に嫁し3女をもうけるが,浅井氏滅亡後娘たちとともに織田氏もとに帰り,のち柴田勝家に再嫁する。1583年4月24日,羽柴(豊臣秀吉に攻められ,越前北ノ庄にて勝家とともに自害した。3女は逃れて,のちに長女は秀吉の側室淀君次女は京極高次室常高院,三女は徳川秀忠室崇源院となる。
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