小訛(読み)こなまる

精選版 日本国語大辞典 「小訛」の意味・読み・例文・類語

こ‐なま・る【小訛】

〘自ラ四〙 (「こ」は接頭語) 少しなまる。わずかにことばがなまる。よこなまる。
※宇治拾遺(1221頃)六「こはいかなる事ぞ。おのれをみて、かやうに拝み給ふはと、こなまりたる声にてとふ」

こ‐なまり【小訛】

〘名〙 (「こ」は接頭語) 少々のなまり。わずかになまること。
評判記・野郎大仏師(1667‐68)出来嶋小瀑「小なまりになまりて物のたまふいとしらし」

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