小蔓・小釣(読み)こづる

精選版 日本国語大辞典 「小蔓・小釣」の意味・読み・例文・類語

こ‐づる【小蔓・小釣】

〘名〙 金襴(きんらん)模様一つ蔓草の模様の小さいもの。元来は中国渡来のもので、後に京都西陣で織るようになった。蔓草の模様の大小その他により、大蔓・小蔓・一重蔓などの種類がある。
浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)二「帯は小(コツル)唐織に、練(ねり)薄物を被(かづ)き」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android