小股を掬う(読み)こまたをすくう

精選版 日本国語大辞典 「小股を掬う」の意味・読み・例文・類語

こまた【小股】 を 掬(すく)

相撲で、相手の股を内側からすくいあげて倒す。小股すくいの手を使う。小股を取る。
他人欠点に乗じて自分利益をはかる。人の油断すきを利用して自分の利をはかる。小股を取る。
評判記・嗚久者評判記(1865)「悪玉くらべの小股をすくひ、人のしゅかうを反古にした、悪角力で厶り升」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「小股を掬う」の意味・読み・例文・類語

小股こまたすく・う

相撲の小股すくいの手を使う。小股を取る。
他人のすきを利用して自分の利を図る。小股を取る。「人の―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android