小筒(読み)こづつ

精選版 日本国語大辞典 「小筒」の意味・読み・例文・類語

こ‐づつ【小筒】

〘名〙
① 小さな筒。特に、水や酒を入れる小さな竹筒
吾妻鏡‐建暦元年(1211)五月三日「為喉尋水之処、葛西六郎〈武蔵国住人〉取副小筒与一レ盞勧之」
② 小型の銃。小銃。小筒鉄砲。
梅津政景日記‐元和四年(1618)閏三月二四日「国友之壱尺五寸之小錆進上致候」

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デジタル大辞泉 「小筒」の意味・読み・例文・類語

ささ‐え【小筒/竹筒】

酒を入れる携帯用の竹筒。
「花の下へ遊山おじゃるほどに、―を先へ急いで持てけ」〈虎清狂・猿座頭
げ重箱」に同じ。
「持たせしやり手の杉折や、かぶろが袖にさげ重の、―しつらひ」〈浄・扇八景〉

こ‐づつ【小筒】

小さな筒。特に、水や酒を入れる携帯用の竹筒。
小型の銃。小銃。⇔大筒

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食器・調理器具がわかる辞典 「小筒」の解説

ささえ【小筒/竹筒】

➀酒を入れて携帯するのに用いた竹の筒。◇「たけささえ」ともいう。
➁提げ重箱。⇒提げ重箱

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

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