小田原征討(読み)おだわらせいとう

旺文社日本史事典 三訂版 「小田原征討」の解説

小田原征討
おだわらせいとう

1590年,豊臣秀吉が後北条氏を滅ぼした戦い
秀吉は九州平定後,関東・東北を征討し,天下を統一しようとして小田原城の北条氏を包囲した。北条5代氏直 (うじなお) は籠城し,秀吉は前田徳川・上杉・九鬼氏などを動員し水陸より攻撃した。城中では,籠城・決戦両派がいわゆる「小田原評定」に明けくれたが,ついに氏直は降伏。このとき奥州の伊達政宗も来て秀吉に降伏し,天下統一が完成した。

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android