小理屈・小理窟(読み)こりくつ

精選版 日本国語大辞典 「小理屈・小理窟」の意味・読み・例文・類語

こ‐りくつ【小理屈・小理窟】

〘名〙 (「こ」は接頭語)
① つまらない理屈。とるにたりない理屈。
花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下「学問があれば世事に暗く、小理窟を云ふ奴は多数を支配する気力がない」
② (形動) 理屈っぽいこと。また、そのさま。
浮世草子・夫婦気質(1751‐64頃)下「小理屈(コリクツ)な産れにて、日本に生れるならば倭様こそよけれと、近衛流をならひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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