小泊岬(読み)コドマリミサキ

デジタル大辞泉 「小泊岬」の意味・読み・例文・類語

こどまり‐みさき【小泊岬】

青森県津軽半島北西部、日本海に突出した岬。海岸一帯断崖景勝地。岬突端の尾崎神社飛竜権現ひろうごんげんがまつられていることから、権現崎ともよばれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「小泊岬」の意味・わかりやすい解説

小泊岬
こどまりみさき

青森県北西部、津軽半島の西側に突出する岬。権現崎(ごんげんざき)ともいう。石英安山岩を主とする火山岩からなり、最高点は岬端の尾崎山の230メートル。周囲海食崖(がい)に囲まれ、海岸付近には岩塊が群立している。岬の上には海の守り神飛竜(ひろう)権現を祀(まつ)る尾崎神社がある。一帯には弁天橋、猿橋岩門、姥(うば)石、ライオン岩など12景があり、津軽国定公園の一部となっている。

横山 弘]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小泊岬」の意味・わかりやすい解説

小泊岬
こどまりみさき

青森県北西部,津軽半島の西側から日本海へ突き出た岬。熊野権現を祀ることから別称権現崎。周囲は海食崖で雄大な海岸風景が展開する。標高 229mの地点灯台があり,その南に下前の集落がある。津軽国定公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の小泊岬の言及

【小泊[村]】より

…イカ漁を中心とした漁業を基幹産業とするが,漁業の不振から出稼者が増加している。海岸一帯は津軽国定公園に指定され,小泊岬(権現崎)の高さ200mにも及ぶ断崖はみごとである。【佐藤 裕治】。…

【津軽半島】より

…半島北端の竜飛(たつぴ)崎から袰月(ほろづき)海岸にかけては海岸段丘が発達している。半島の地質は主として第三紀層からなるが,半島西部中央にあって日本海に突出した小泊岬には古生層がみられる。津軽山地東側の海岸平野には青森市からJR津軽線が北上し,蟹田からは平舘山地南西を通り津軽海峡に臨む三厩(みんまや)に達している。…

※「小泊岬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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