精選版 日本国語大辞典 「小平邦彦」の意味・読み・例文・類語
こだいら‐くにひこ【小平邦彦】
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数学者。東京市に生まれる。父は農林次官の小平権一。1938年東京帝国大学数学科卒業。41年には同大物理学科も卒業する。東京文理大学助教授を経て44年から東京帝国大学物理学教室助教授。49年秋に渡米,プリンストン高等研究所員になる。ハーバード大学,プリンストン大学などで研究を行い,62年からジョンズ・ホプキンズ大学教授,さらにスタンフォード大学教授を歴任して67年に帰国し東京大学理学部数学教室教授。定年退官後学習院大学理学部教授になる。1954年フィールズ賞,57年日本学士院賞,同年文化勲章を受ける。数学上の業績は幅広く,現代数学,とくに多様体論の発展に大きな役割を果たした。おもなものは調和積分論(一般化されたポテンシャル論),固有関数展開定理,解析的層の理論(コホモロジー群の消滅定理),複素多様体論,複素構造の変形論,複素解析曲面の構造の理論。純粋数学の研究のかたわら,ピアノをよくし,また数学教育にも鋭い発言をした。
執筆者:飯高 茂
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数学者。東京生まれ。1938年(昭和13)東京帝国大学理学部数学科、1941年物理学科を卒業。東京文理大学助教授を経て、1944年東大物理学科助教授。1949年(昭和24)プリンストン高等研究所に招かれて渡米、プリンストンほか諸大学の教授を歴任、この間1952年東大教授。1954年「調和積分論の研究」でフィールズ賞、1957年学士院賞、文化勲章を受ける。1975年定年退官、1985年まで学習院大学教授を務めた。東京大学名誉教授。
[内田 謙]
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