小市民(読み)しょうしみん

精選版 日本国語大辞典 「小市民」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しみん セウ‥【小市民】

〘名〙 (petit bourgeois の訳語) 資本家労働者中間に属する人。意識面では資本家に近いが、経済的には労働者の生活に近い。都市の自営業者や、農民などで小資本を有する人など。プチブル。〔アルス新語辞典(1930)〕
※街の物語(1934)〈榊山潤〉「たとへ大した財産ではないとしても、小市民の暮らし方をしてゐれば」

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デジタル大辞泉 「小市民」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しみん〔セウ‐〕【小市民】

《〈フランスpetit bourgeois資本家階級無産階級との中間に位置する人々。小規模の生産手段を所有し自らも労働する、自営の商工業者や自営農民のこと。中産階級中間階級ともよばれる。プチブル。
俗に、市井の人。一般人。普通の人。
[類語](1プチブル中間階級中産階級

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百科事典マイペディア 「小市民」の意味・わかりやすい解説

小市民【しょうしみん】

プティ・ブルジョア

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