小原節(読み)おわらぶし

精選版 日本国語大辞典 「小原節」の意味・読み・例文・類語

おわら‐ぶし【小原をはら節】

〘名〙 富山市八尾(やつお)町を本場とする盆踊り歌。また、それをもとにした民謡。はやしことばの「おわら」を名としたもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「小原節」の意味・わかりやすい解説

小原節 (おはらぶし)

民謡。オハラ(オワラ)節と呼ばれる民謡は,《津軽小原節》《秋田小原節》《越中おわら節》《鹿児島小原良節》など各地にみられるが,いずれも歌詞の最後の一句の前にオハ(ワ)ラというはやしことばを伴う。オハ(ワ)ラの語源は不詳。《会津磐梯山》の小原庄助なる人物の姓も,このはやしことばが人名に感じられたところから生まれたものかもしれない。これと似た形にはほかにヤッサ(宮崎県の《安久(やつさ)節》)やアレサがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android