小勢(読み)コゼイ

デジタル大辞泉 「小勢」の意味・読み・例文・類語

こ‐ぜい【小勢】

[名・形動]
少ない人数。また、そのさま。⇔大勢おおぜい
「―な人数には広過ぎる古い家が」〈漱石こゝろ
少ない勢力。わずかな軍勢
「わづかに千人に足らぬ―にて」〈太平記・七〉
[類語]少数小人数無勢二三少人数マイノリティー

しょう‐ぜい〔セウ‐〕【小勢】

少しの人数。こぜい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小勢」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ぜい セウ‥【小勢】

〘名〙 (「しょうせい」とも) わずかばかりの人数。少数。こぜい。
平家(13C前)九「わづかなる小勢(セウセイ)〈高良本ルビ〉にて、雲霞の如なる敵の大勢を、五六度までぞおかへす」

こ‐ぜい【小勢】

〘名〙 (形動) 小さな勢力。わずかな軍勢。無勢(ぶぜい)。また、少ない数。小人数。また、そのさま。⇔大勢
※平家(13C前)四「小勢(こぜい)にてはたやすうせめおとしがたし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

破壊措置命令

弾道ミサイルなどが日本に飛来・落下する恐れのある場合に、それを破壊するよう防衛大臣が自衛隊に命じること。弾道ミサイル破壊措置命令。[補説]原則として内閣総理大臣の承認を得た上で行われるが、事態の急変な...

破壊措置命令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android