小刻(読み)こきざみ

精選版 日本国語大辞典 「小刻」の意味・読み・例文・類語

こ‐きざみ【小刻】

〘名〙 (形動)
① 小さくきざむこと。ものを細かく切ること。また、そのさま。
② ごく短い間隔をおいて、ある動作が反復して行なわれること。また、そのさま。せわしないさまにいう。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上「団扇の柄で膝を小刻(コキザ)みに敲いてゐる」
③ 引き続いて少しずつ事をなすこと。小出しにすること。また、そのさま。
煤煙(1909)〈森田草平一九「何故そんな、ちょいちょい小刻みに嘘を吐くのです」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android